2011/4/3のイベント
- 浪曲は、浪曲師と三味線で構成され、浪曲師が声色を変えながら、お話しするものである。
- 元々、友人から誘われたイベントである。彼も、いろいろなライブイベントに参加しているようで、私とは少々方向性が違うかもしれないが、良いことである。こうやって活動範囲を徐々に広げて行けたらありがたいし、うれしい。
- neigHBorであるが、まあ、場所がわからなかった。初め、迷ってしまった。あるべきところに無いから。。。
- 小さな隠れ家的なバーである。お酒のみであれば通うのであろう。
- で、今日の演目は、天狗の女房、女殺油地獄である。
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- 天狗の女房のお話は、結婚前に、天狗にさらわれた女性が、天狗の死を前にして、天狗に恨み辛みを吐いて起こる悲劇?、である。四国の石鎚山での伝説をベースとしたものとのこと。
- 関西というか、京都では、天狗というのは大天狗であり、神様的な扱いを受けていて、私もそう感じていたのだ。だから、悪者の天狗のイメージがなくて、おもしろかった。
- もう一作が近松門左衛門の女殺油地獄である。歌舞伎で見ているので、その違いを楽しもうとしたのだ。お話としては、与兵衛が、油屋のお吉のところにお金の無心に来て、断られて、油をひっくり返しながら、お吉を殺すというもので、この後、与兵衛の殺人が発覚して、捕まえるまでのお話である。
- 歌舞伎は、油まみれになりながら、与兵衛がお吉を殺すシーンが外連味あふれるところで、一番のシーンなのであるが、浪曲は、一人で、何役もこなし、声色も変えて演じるところにおもしろさがある。やはり、殺人のシーンなどは、難しいのか?、殺人シーンはあっさり終わったこともあって、少々肩すかしを食らった感じである。
- でも、個人的には、歌舞伎や、狂言、能を見ているので、すーっと入っていけたなー。おもしろいものを聞けば、はまりそう。あ、でも春野さんの浪曲が下手ではないと思います。古典芸能は、ネタだと思いますね。面白いネタであれば、はまるしね。