2010-02-13 2010/2/13の美術館 美術 西元町まで行ったので、阪神の岩屋駅から、海の方向へ歩いて10分弱の兵庫県立美術館に行ってみる。 今日の目当ては、山本六三で、「幻想とエロス」展である。 初期の銅版画である。幾何学的なシュールなイメージとエロティックなイメージがうまくミックスされて、かっこよい。この幾何学的な形状、特に正円や三角形が、おもしろさとかっこよさを強調している。 個人的には、自由曲線がないのが好きだ。 晩年の裸体やアンドロギュノスもおもしろい。神話をモチーフにしており、良い表情を描いている。表情は、ヨーロッパ的ではなく、アジア的なものが加味されているのか、違和感なく、見続けられるのがいい。