2012-04-14 2012/4/14の演劇 演劇 やなぎみわの「1924 人間機械」が、京都国立近代美術館で開催される。 これ。 京都国立近代美術館の中で開催される演劇。個人的には美術館で演劇なんて、初めてだ。 入るなり、案内嬢の方から、イヤホンガイドが手渡される。 時間になると、案内嬢に案内されて、客席に入る。 近代美術館の疎水側に面したスペースでの演劇となる。 現在、京都国立近代美術館で開催している村山知義展を題材に使用した演劇である。村山は1920年代に前衛芸術を持ち込んだ人物である。今回の演劇は、そうした時代背景の中で演じられてしかるべきと思っていたが、軽く裏切られた。それをどのように感じるか、である。 演劇は、虚構性の中で成り立つものとすれば、1920年代と現代が入り混じった世界の構築が可能だし、それにカオスを作り出すことにより、新しい世界観を構築することもできるのではないかとと思う。でも今回の演劇は、途中まで、その試みや新たな世界観の提示ができていたと思うが、最後でそれが瓦解したように思う。少々残念に感じた。