depeche's blog

マンガ、カレー、New Order、Depeche Mode、New Wave、ボクシングなど好きです。演劇や音楽の予定や思ったことを適当に備忘録や日記のように書いてます。

9/18の読書

  • 山田昌弘幸福の方程式」を読了。
    • ジグムント・バウマンの指摘である「幸福を生み出すと期待される商品を買い、消費することが、近代社会の幸福の基本であり、それら商品を買い続けることができなくなった状態が貧困であり、幸福を追求し続けなければならないことが不幸である。」ことを、積極的な幸福と呼び、将来に対する不安が高まることで、消極的な幸福へ回帰せざるを得ないと指摘する。
    • そこで、消極的な幸福を保つためにはどうするべきかを、記載したのがこの本。
    • つながりという、身近な人や社会からの承認と、時間という将来の見通しの2つの評価軸があり、その軸に自分を極める物語と、社会に貢献する物語と、人間関係を共有する物語が、新しい幸福の姿ではないかと提言している。そして、消費は、それらの幸福の物語に必要な商品を買うことではなく、物語をサポートするためのものになるとのこと。
    • なるほど、と思い、読み進めてきた。でもそうなのか?、とも思う。
    • 幸福を保つことが重要なのだろうか?、特に「保つ」ことは重要なのだろうか?、保つことは続けること、何をし続けることは必要なのだろうか?、と思う。それに消費が前提となっている。これも不思議。消費が善なのであろうか?
    • まあこの本は、電通チームハピネスも共同で執筆しているため、消費が前提になっているのはわかる気もするが。。。
    • バウマンの「幸福を追求し続けなければならないことが不幸である。」が気になる。バウマンを読んでみよう。