2010-01-21 2010/1/21の読書 本 東浩紀の「クォンタム・ファミリーズ」。 先日読了したのだが、バタバタしてコメントが書けなかった。 ★★★☆☆(パラレルワールドのリアル感と、思考の疾走感がおもしろい。) パラレルワールド間の家族のつながりを記載した物語。 つながりを、量子的につながっていると表現して、解離性同一性障害、エヴェレット=クリプキ=シェン関数とか、難しい言葉で語っているが、それがわからなくても、ぐいぐい読ませる。 おもしろかったのが、量子計算を使うことで、パラレルワールドからの干渉があると説明する下り。リテラシーの低下とGumblarウィルスのニュースと重なって、妙なリアリティがあった。