depeche's blog

マンガ、カレー、New Order、Depeche Mode、New Wave、ボクシングなど好きです。演劇や音楽の予定や思ったことを適当に備忘録や日記のように書いてます。

11/4の読書

  • 津田秀樹「ジーパンをはく中年は幸せになれない」読了。
    • 帯に、「人生には3回の大きな心の危機があります。中年になってもジーパンをはいている人は、第二の危機で躓いてしまう可能性が。。。」とあり、実際に躓いていて、ジーパンをはいている人なので、ついつい気になり、本をとってみた。
    • 不幸につながる心理的な傾向をまとめて読みやすくしたもので、目次を見ると、自分に当てはまりそうなことが多いのだ。。。ということで、気になる目次をピックアップすると、、
    • 「正論を言い出すとモラルが低下する」
      • モラルの発達段階があり、自分の損得で判断<社会のルールや世間の目で判断<自分の良心に従って判断<人間のつながりを育てる方向で判断、とのこと。特に、最後の人のつながりの部分は、ケアの論理という言い方で、説明している。
      • なるほどと思う。でも、関わる人たちがすべてがそのレベルに至らない場合、正直者が馬鹿を見る、といった形になりそう。それらをどのように防ぐのか、そこが悩ましい。
    • 「大切な仕事の前日ほど深酒がしたくなる」
      • セルフハンディキャッピングという考え方を紹介している。自分自身でハンディキャップをつけることで、心理的なメリットをつけて、弱い自尊心を守るというもの。
      • この考え方は、膝を叩いてしまった。自分の考え方に似ている。。。困ったものだ。この傾向から、抜け出さないと。
    • 「95%の看護師が危険な薬を投与してしまう」
      • 服従実験、アイヒマン実験を説明している。アイヒマン実験は、「暗記の成績を上げるために、罰を与えることは有効か。」と言う実験を手伝ってほしいと言って、暗記している人が間違えたときに罰として電気ショックを与え、間違えるたびに、15ボルトずつ電圧を上げていく役をやらせる。そして、何ボルトまであげていくのか、を調査した実験。
      • 結果は、65%の人が、450ボルトまで上げ続けたとのこと。うーんとうなってしまう結果。。
    • 「会えない時間が愛を育て、憎しみを育てる」
      • 結晶化、ザルツブルグの小枝という概念を説明している。相手が目の前にいないときに、その人のことを考えると、その人に対する感情が強化されるとのこと。好きな人はより好きに、嫌いな人はより嫌いに、ということ。
      • これも、自分に当てはまるな-。好きな人は、むちゃくちゃ好きになるけれども、前述のセルフハンディキャッピングで、なかなか手を出せないと言ったところか。。。